Intel NUCで低発熱、低電力のLinuxサーバマシンを構築してみようと思い、一式購入。
Intel NUCは多数バージョンがありますが、今回はリーズナブルなIntel Pentium Silver(4コア)が搭載されている、BOXNUC7PJYHを購入してみました。
M/B,CPU,Case,Power: Intel NUC BOXNUC7PJYH 21,757円
Intel Pentium Silver J5005 1.5Ghz x4(Amazonのタイトル表記はCeleronとなっていますが、実際はPentium Silverとなっています)
MEM: Patriot PSD416G2400SK DDR4 SO-DIMM 8G+8G=16GB 12,199円
SSD: Transcend TS480GSSD220S 480GB SSD 7,490円
ACケーブル: Buffalo BSACC0802BKA 482円
計41,928円
すべて2019/01/12にAmazon.co.jpから購入。
ACケーブルはいわゆるミッキー型と言われるDELLなどのノートPCのAC電源に接続するケーブルです。
ACアダプタは付属していますが、ケーブルだけは付属していないので別途買う必要があります。
Intel NUCのi5版はM.2スロットが付いていてなおかつ8世代のCore i5を搭載していてパフォーマンスに期待が持てますが2019年1月時点ではまだNUCだけで47,000円していたので今回は予算の都合上見送りました。
また、メモリはこのNUCの場合、Max8GBとなっていますが、実際には16GBでも動作するようなので試しに8G+8Gの16GBを買ってみました。
果たして認識するのか!?

注文日の翌日、商品がAmazonから到着。
2製品は小田原から、2製品は大阪の堺から送られてきました。おそらく倉庫と在庫の都合上でしょう。

まずはSSDから。TranscendのSSDははどうぇ管理人はよく使っていて安心して使用できる製品です。
480GBで7500円と安くなったものです。

裏面。TS480GSSD220Sの型番表記があります。

メモリ
Patriotというメーカは以前2.5インチSSDを購入したときに知りました。
8G+8Gの2枚組で格安だったのでこちらをチョイス。
1枚あたり6,099円です。
なお、SSDの記事はこちら。

チップについているメモリモジュールを見てみましたが「PATRIOT」と書いていました。
AmazonのレビューによるとSamsungやMicron、Hynixのレビューが有りましたがそれらしい記述はありませんでした。

Intel NUC本体です。大きさは手のひらからちょっとオーバーするサイズです。(箱のサイズ感)

箱の裏側。
DDR4 SO-DIMM RAM(最大8GB)
2.5インチのSSD/HDD
OS
が必要と記述があります。

箱の大きさをiPhone Xsの大きさと比較。iPhoneXsより高さはありません。

いざ開封。本体、VESAマウント、ACアダプタ、説明書が入っています。
VESAマウントは使わないのでそっと箱にしまっておきます。

ACアダプタは19V/3.42A 約65WのACアダプタのようです。

メモリやSSDをつけていない状態での重さは524g。結構ずっしり来ます。

再びサイズ比較。奥行きはiPhoneXsの8割くらいの長さです。

高さ比較。非常に低くなっています。

前面はUSB3.0のポートが2つとステレオ端子、ディスクLED、電源ボタンです。
黄色いUSBはUSB3.0のようですが、Powered USBなのか不明です。
なお、Amazonの説明によると、USB3.0x4、USB2.0x2となっていますが、Intel公式のデータを見たところ
USB2.0は内部端子から使えるだけの模様で実際にはほぼ使えないものと思って良いと思います。

側面1。

側面2。SDカードスロットとセキュリティスロットがあります。

背面。
ACポート、USB3.0x2、HDMIx2、オーディオ端子、LAN端子となっています。
あと、排熱用の隙間があります。

裏面。
ここから四方のネジ4つを外してパーツを組み込んでいきます。
プラスドライバが必要になります。

開封したところ。
つけるのはSSDとメモリだけなので非常に簡単です。
SO-DIMMは斜めに刺してから倒す感じで簡単に取り付けられます。

メモリ2枚を取り付け完了。

SSDも差し込んでネジを締めるだけ(2箇所)SSDなので別にネジはつけなくても良いかもしれませんが一応。

すべてのパーツを取り付け蓋を締めて重さ計測。
583gでした。

ついでにACアダプタありの重さは817gでした。
組み上がったのでいざ電源Onです。
まずBIOSでメモリを認識しているかをチェックします。
BIOSに入るにはちょっとコツがいて電源ボタンを5秒ほど長押しするとオレンジ色に変わるので
電源を押し、そこからF2を連打します。
簡易メニューに画面が切り替わったら成功です。

BIOS画面(Intel Visual BIOS)

CPUはIntel(R) Pentium(R) Silver J5005 CPU @ 1.5Ghzとして認識

Max Processor Speedは2.3Ghzとなっています。

肝心のメモリですが、16GBで認識されました。(BIOS上では)

Boot Configuration>OS Selectionで一応今回使用予定のLinuxを指定。
ついでにNetwork Bootは使用しないので、Disableに変更。

SATAでTranscendのSSDも認識しているのを確認しこれでマシンの構築は完了です。
ついでにメモリにエラーがないかMemTestを実行します。

1ループしかしていませんが、メモリにエラーがなかったので一安心。
MemTestでも16GB(ビデオメモリ共有のため15.6GB)と認識されており、問題なく8G以上が認識され使用できることが確認できました。
これにて構築編は終了となります。
次回: BIOSアップデート編