ラトックシステム REX-BTWATTCH1
購入: Amazon.co.jpから
購入日: 2018年01月19日
購入時価格: 6,471円
Bluetoothで消費電力を確認できる、ラトックシステムの「REX-BTWATTCH1」を購入してみました。

箱、表

箱、裏

本体。

裏面。最大使用電流は15Aとなっています。
iOS/Androidではスマホからチェック可能、
PCではWindowsがラトックシステムからソフトウェアが公開されていてそちらから確認できますが
今回の使用用途は、LinuxからBluetooth通信をして消費電力のグラフ化をしたいという目的のため購入しました。
Linuxから使う手順などは別ブログにまとめます。
実際に試行錯誤した後、通信できてログを取得している画面が下記のスクリーンショットとなります。

総評
結論から言うと、Bluetoothの通信がLinux <==> REX-BTWATTCH1 間で通信は出来ましたが、かなり不安定といった印象を受けました。
もともとiOS/Android/WinPC向けの製品のためこの点は覚悟していましたがなんとかやりくりして正常動作しています。
RaspberryPiで通信してグラフ化したりしている人もいてなかなかおもしろい製品だと思いました。
Bluetoothで計測できるワットチェッカーがAmazonで購入できるのがこれしか無いので致し方ないといった感じです。
評価
★★★☆☆
(5点中3点)
Intel NUC(BOXNUC7PJYH Pentium Silver @1.5Ghz)でマシンを組みましたが気になるのが消費電力。
今回はLinuxサーバ用途ですので、常時Onが前提です。
まずは待機電力(電源だけさして本体は電源Offの状態)

0.6W
電源On時の電力。

7.1W
MemTestで高負荷をかけている状態
14.1W
OSインストール後のアイドル時消費電力(不定ですが約10W)
非常に低電力で動作していることがわかりました。
なおかつ、ファンが回らないので無音で運用できそうです。
構築編
BIOSアップデート編
2018年7月にWindowsマシンを自作し、消費電力やベンチマーク結果を測りました。
マシンスペック
CPU: Intel Core i7 8700
M/B: ASUS H370-M PLUS(MicroATX)
MEM: CORSIAR 16GB(8x8GB)
SSD: Samsung 960 EVO M.2 500GB
Power: 玄人志向 KRPW-AK650W/88+
CPU FAN: CoolerMaster MLW-D12M-A20PW-R1
Case: Thermaltake Core V21
Graphic: CPU内蔵
使用電力
グラフィックボードをまだ積んでいないので、グラボなしの結果となります。
グラボを積むとグラボの電力がのるためこれより多くなります。

まずは、電源Onの前の状態。電源ユニットと、マザーボードまで電気が行っている状態です。
0.4W

Windows10ブート時。30Wとなっています。

Memtest86+を2時間ほど動かしたときのピーク。76.8Wまで伸びています。
基本的にWindows10起動後アイドル状態では、19.6〜20Wほど。
CrystalDiskMarkでSSDのベンチを行ったときは43Wまで増えました。
アイドル時が20Wしか行かないので非常に低発熱です。
20Wといえば小型の家庭用サーキュレータと同じくらいの電力となっています。
CPU M/Bの温度

起動直後+部屋が25度くらいとあまりあてになりませんが、CPUは28度、マザーボードは27度程度で安定しています。
ASUSのQ-FANで制御していてSilentモードにしているので動作音もせずかなり快適です。
CrystalDiskMarkでのSamsung 960 EVO ベンチ

さすがM.2といったところでしょうか。
Readシーケンシャルが3GB/s超え、Writeが1.8GB/sと超高速になっています。
ちなみに、HDDですと100MB/sくらい、SATA3のSSDで300−500MB/sくらい、SATA3のSSD Raid0で1000MB/sとなっているので
それと比べてもかなり早いことがわかります。
SSDは一般的に書き込み回数に制限があります。寿命を少しでも伸ばすためにベンチマークは程々にしておいたほうが良いです。
パフォーマンスエクスペリエンス
Windows10でもWindows7にあったパフォーマンスエクスペリエンスを実行できます。その値です。
CPUScore : 9.2
D3DScore : 9.9
DiskScore : 9.15
GraphicsScore : 6.5
MemoryScore : 9.2
グラフィックスコアが悪いのはCPU内蔵グラボだからです。ほかは満足な結果となっています。